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溜め池 ―怖い思い― その2 2008/11/25 伊鍋 和治

ボブスレールージュパークのフェンスの外に丸池と呼ばれる人造池がある。
形からそう呼ぶのか他に由来があるのか知らないが、潅漑用の溜池と聞いている。

私の実家にも潅漑用として2軒の隣家と共同管理している溜池がある。
溜池はスリバチ状になっていて大変危険であるが、子供の頃は水泳の出来る木曽川までは遠いから、その溜池(水の取入れ口は比較的浅かった)で水遊びもした。
池にはフナが放されており、メダカのような稚魚が沢山群れており、それを呑むと泳ぎが上手になると言われて手ですくって丸呑みしたこともある。
しかし、未だに水が怖くて泳げない。

実家の溜池とは別に、近くに上下に並んで2つの溜池があった。

国民学校(小学校)1・2年生の頃だったと思う、夏の渇水期に下の溜池の水が抜かれつつあり、
スリバチ状の斜面は時間の経過とともに上部の方は乾いてひび割れていたが、水際に近ずくに従って水を含み黒ずんでとても滑り易い状態であった。
私はそれとは知らずひび割れた斜面から黒ずんだ斜面に足を入れてしまった。アッという間に見事に滑り込み、
爪を立てて斜面をかきむしったがズルズルと水の中へ引き込まれ、草履の先が何かにかかって止まった時は首まで水に漬かっていた。
それからどう這い上がったか、誰かに引き上げられたか全く記憶にない。

私の引き込まれるのを止めてくれたのは、土止め用に埋められていた腐食した丸太であったことが後になって分かった。
あの丸太がなかったら、あるいはもう少し下方に位置していたら、私の背丈が今少し短かったら私は水没しており、現在の私はなかったと思う。
このような偶然の状況で私を救ってくれたものは何だったろう、それは萬の神様でありご先祖様・無縁様ではなかったかと思っている。
現在もその池は健在で、持ち主が放したと思われる大きな鯉が悠々と泳いでいる。

合掌 !

里山雑記帳

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