市民の森ながの
きのこ収穫祭 2006年10月21日(土) 絹川 晴彦
毎年恒例の「きのこ収穫祭」が今年も10月21日(土)に市民の森で開催されました。 主催者の予想に反して一般の参加者81人と多勢の方が参加され、市民の森メンバーと合わせて約100人の大所帯となり嬉しい誤算でした。その分スタッフは大忙しとなり大鍋やガスコンロの追加、キノコ汁に入れる山取きのこの調達と準備に走り回る事態となりました。
当日は9時に集合し説明の後、2組に分かれ市民の森メンバーの案内で山に入りました。きのこの生育具合を9月末ごろから観察していましたが、 今年は発生が早くクリタケやヒラタケ等は10月10日前後に発生してしまった為、 当日はあまり収穫できなかった様子でした。しかし、上手な方はそれなりの収穫もあった様でした。
1時間半の散策の後、広場において2つのプログラムが実施されました。 一つは杉丸太を使ったチェンソーによるプランター作り。チェンソーのみによる外形整形と中のくり貫きと、 大きなエンジン音を響かせている内にプランターが出来上がり、 多くの方が感心されていました。もう一つは、「木の中を見てみよう」と言うプログラムで、 一般の人はなかなか眼にする機会が無い木の内面を紹介するものでした。 杉丸太を横に切った面、中心を通り縦に切った面、斜めに切った面等切断する角度によって色々な模様を見せます。 各々の面を見ながら、年輪のできる理由や、柾目、板目等についてクイズを交えながら説明を行ないました。 参加者からは驚きや納得の声が寄せられました。
2本のプログラムが終了する頃には12時となり、きのこ汁が全員に振舞われお昼ご飯となり、 暖かな陽射しの広場に、家族や仲間と三々五々に集まり楽しそうにきのこ汁に舌鼓をうっていました。
午後は希望者の方10人ほどが森林整備を体験されました。 手ノコギリによる杉の間伐を行ないましたが、立木を切るのは始めての人が多く、 係り木となり上手く倒すことが出来ず、間伐の楽しさと難しさを実感されていました。