市民の森ながの
「森に学ぶ」ネットワーク研修会に参加 2006年2月11日(土)、12日(日)
2月11日、12日の二日間にわたり、塩尻市片岡の長野県林業総合センターにおいて、2006「森に学ぶ」ネットワークが開催されました。(主催『森に学ぶ』ネットワーク実行委員会)
1日目はチェンソーによるプランター作りの技術研修会と、森林ボランティア活動推進システムの説明会が行われ、 「市民の森」からは伊鍋、片桐、絹川、佐々木、堀池の4名が参加しました。
夜は懇親会が行われ、県内各地の森林ボランティアグループのメンバー、長野県林務部、 松本地方事務所林務課の職員の方々、また、松本林業士会の皆さんと幅広い参加者と交流しました。
チェーンソーによるプランター作り
講師によりチェーンソーの点検方法から指導が始まった。 毎日点検、毎週点検、毎月点検と各々の説明と実演がなされ、続いて各自のチェーンソーの点検実技。 忘れてならないのは作業する人の点検であると続く。
点検終了以後、いよいよ期待のプランターつくりの説明が始まった。 直径20cm長さ70cmのアカマツの丸太が今回の材料だ。
先ず、切断箇所を白チョークでマーキング。 更にチェーンソーの切り込み深さを丸太の直径から決定しチェーンソーのバーに赤印で移しかえる。 軽快なエンジン音を響かせて切込みが始まった。右手はトリガーを引き、左手は軽く添える程度。 力を入れる事もなくチェーンソーの自重でスムースに切れ込んで行く。さすが講師。見事!
立てた丸太の太さの1/4程度を切り落としプランターの底面とした。 次にその底面に芯に向かって切り込みを入れ水抜きを作る。 今度は前に回って「目の字」状に切り込みバールを差し込んで材を割り取り除くと土を入れる部分が出来上がる。 更に外樹皮をチェーンソーで削り取って完成。あっと言う間にできあがりー。一同「さすがー」と感心。
場所を林の中に移して、サーいよいよ我々の番だ。各自材料を受け取り場所決めをして、実演の手順どおり取り掛かった。マーキング、底面の切り取り、水抜きの溝切、土入れ部の掘り込み。ウーン腰が痛い。 一時ストップして腰を伸ばすと前で作業していた堀池さんも立ち上がって腰に手を当てていた。お互いに顔を見合わせて出た言葉は「腰が痛いー」。歳のせいか?そんな事はない。はずだ。(後で講師に聞くと体力でなく、要するに下手なんです。とさ) 気合を入れなおして、外樹皮の剥離にかかった。 (材料のアカマツは松枯れ病による衛生択抜のため、樹皮に潜む線虫を取り除かねば林外へ持ち出せないとの事)
ついに完成。初めてにしては上出来。チャント形になっている。プランターに見える。 本人の腕がいいのか。講師が優秀なのか。 今までの単純な伐倒では得られないチェーンソーの使い方(突っ込み切、深さの調整、削り等)を覚え、 少しチェーンソーの扱いが上手くなった感じがしてきた。今回の講習会は大成功。講師に感謝感謝。