市民の森ながの

北信の火山3兄弟                2008/6/10 絹川

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右の地図は5万分の一の北信地方です。 面白い事に下から飯綱山(1917m.)、その北8kmに黒姫山(2053m.)更に、その北8kmに妙高山(2446m.)と、ほぼ一直線上に並んでいます。
これらの山々はいずれも成層火山です。 成立年代は、飯綱山が今から25万年前から5万年前まで活動していました。 活動の途中で北面側が爆発で消失し南側の外輪山部分が残りました。それが今の飯綱山です。その後、爆裂火口の中に新たに毛無山、瑪瑙山、高デッキと子供の火山が発生しました。 丁度今の戸隠スキー場になっている山々です。

その飯綱山の火山活動の終息を待って黒姫山が活動をはじめ、4万年前ごろ終息しました。その次に妙高山が活動を開始し、今から約4千年前に大爆発を起こして終息しました。

このため、3山は地下のマグマで繋がっていると思われています。つまり兄弟の火山なのです。 長男が飯綱山、次男が黒姫山、末っ子が妙高山となるわけです。なぜか、人間の世界と同じで下の子供ほど大きく育つようです。

しかし、飯綱山のとなりにある戸隠山(1911m.)は火山ではありません。 今から約200万年前ごろ海底に降り積もった火山灰や溶岩の堆積物が隆起して2000m.の高さの高原台地となした。その後、雨や雪により柔らかい部分が削られ、硬い部分が残るという差別侵食により今の荒々しい戸隠山が出来たと言われています。すぐ隣にありながらまったく異なった経過を辿っているのです。

以上

(参考資料: 長野の大地見どころ100選)